プロフィール
◇ 山貫憲彦 ◇
札幌市1962年4月札幌市生まれ 札幌市在住
【専門】
作曲家・録音技術者・制作プロデューサー・音楽教育者
【演奏技能】
ドラムス、ギター、ベース、キーボード
【制作技能】
録音、整音等の音響技術、シンセサイザー音色制作,
Digital Audio Workstation ”Cuebase”, “STUDIO ONE”, 使用中。
【音楽教育指導項目】
作曲・編曲、ギター・ベース・ドラムス、バンドアンサンブル指導、DTM、録音技術全般
◇アーティストポジション
アーティスト名”Bosastu Beat”名義でドイツのレコードレーベル『AMSELCOM』と
アーティスト契約中
ディストリビューション契約を”Ditto Music”(英国)と結び、アルバム 2 作品、EP 6 作品, 144曲を
Spotify, Amazon Music, iTune、Youtube Music他、世界中の67の音楽ストリーミングサービス
から配信中。
ドイツのアーティストLandhouse, Feinheitsbre, などと共同制作中。
◇Archive
■米国本部の国際組織『RPG fan』より ”The Music of the Year2023” に選出。
音楽監督および作曲を担当した1993年にエニックス社から発売されたRPGゲーム
”The 7th Saga”日本名”ELNARD”のサウンドトラックが30年の時を超えて
2023年度発売され、2023年度の最高のゲーム音楽作品として選出された。
30年を超えての途切れないファンの熱望にこたえて制作されたもの。
■ダンスパフォーマンス作品"Adult version of Yumemiru Chikara" – 演出メルラン・ニヤカム(仏)
国際演劇祭“Tokyo Festival 2018” 参加作品。カメルーン生まれでフランスを拠点に活動している
振付師でダンサーのメルラン・ニヤカム氏とのコラボ作品。音楽監督および作曲を担当。
■演劇作品”忠臣蔵1999、2013、2021”~脚本:平田オリザ、演出:宮城聡
国際演劇祭”シアターオリンピック”参加作品 静岡県財団法人”
静岡舞台芸術センター・SPAC・委嘱作品。
ク・ナウカ シアターカンパニー代表、SPAC-静岡県舞台芸術センター芸術総監督を務める
盟友、宮城聡とのコラボ作品。音楽監督および作曲ならびに演奏指導を担当。
■北海道安達学園札幌ビジュアルアーツ音響学科学科長(1998 - 2008)
音響学科長として、カリキュラムの開発、講師マネージメント、作曲、サウンドエンジニア、
バンドアンサンブル、音楽ビジネスA&R、等、主要科目の指導を担当。
学内インディーズレーベル”Ecstacy Tribe”からは"サカナクション"がデビュー前に
作品を発表し,ビクターと契約している。
卒業生は東京、北海道共に音楽業界をリードする者を多数輩出し、全国を回るアーティストも多い。
■Form Record., Singapore/シンガポールのレコード会社(1994-1997)
~チーフサウンドエンジニア、プロデューサー~
台湾歌手"林儀佳"のデビュー作品をプロデュースし、ミリオンセールスとする。
エスニックフュージョン音楽のシリーズ、ローカルアーティストのプロデュースなど、多数の
マレーシア、インドネシア、シンガポールのアーティスト作品を制作。
ベルギー、アメリカなどのアーティストとの親交も深く、東洋民族音楽と欧米の音楽文化との
文化的交流に尽力した。
And More >
Get to Know "Master of Music"
Master of Musicは
動画講座を販売して利益を得る巷のオンライン学習プラットフォームとは一線を引き、
オンライン・オフラインによる個別指導~私たちはこれを”コンサルティング”と呼んでいます~
を重視しています。
作曲は、音と戯れるように遊ぶようにして、
生まれながらにして、躊躇なく
できる人はできます。
しかし、もしあなたが作曲をしたいのに、
どこから手をつけたらよいか、
悩んでいるのであれば、
それは動画を見て独学でできるようになるものではないし、
音楽理論書と首っ引きになって学習したら作曲家になれる、そういうものでもありません。
“創作の種”は、間違いなく貴方の中にあります。
まずはそれを信じてください。
その発芽を促し、成長を早めたいのであれば、
あなたの音楽性と経験値を理解した、経験者からの適切なフィードバックが、
目的達成までの時間を短縮し、理解と成長を
早めるのです。
まずは音楽理論を学ぼうと 考えがちですが、
バークレーなどの音楽理論ありきをうたっている
スクールは要注意です。
それらのスクールは貴方の独創性をつぶしてしまう危険性があります。
1960年代後半から1970年代においてレジェンドと
呼ばれる音楽家が
時代を超えて残る名曲を多数輩出しました。
彼らは音楽理論をもとに曲を作って
いたのでしょうか?
答えはNoです。
音楽理論はそういう彼らの作品を分析した結果です。
同じ時代につくられ、歴史に残らなかった楽曲の方が、はるかに多いのもまた、事実ですが、
では、その違いは何でしょうか。
『どれだけ他者に受け入れられたか否か』
作曲という作業は自分が自由に作り出したものを
『客観的にどう再構築するか』
という作業なのです。
このことについては
後期ロマン主義の作曲家であり、教育者である
アルノルト・シェーンベルクの名著、
『作曲の基礎技法』から
多くを学ぶことができます。
その教えに習って、Master of Music の
コンピューターによる作曲指導を
『音楽という積木を積み重ねる~DTM作曲法』
と名付けています。
私はかつて、早稲田大学に通う、社会科学系学部のいち学生でした。
あることをきっかけとして、レコーディングエンジニアになろうと決意し、
私は大学を辞めて、音楽制作会社のスタジオに丁稚奉公で飛び込みます。
そこは私が師匠と呼ぶ、作曲家で
1970年代にARPシンセサイザーを日本に持ち込んだ
鬼才、神谷重徳の会社でした。
私は自宅にカセットテープの4トラックマルチ
レコーダーを持っていて、
好き勝手に録音をして遊んでいたのですが、
その録音作~曲ともいえないものでした~を
たまたま聴いた神谷が
"お前作曲家になれるな"と一言。
作曲の才を認められて作曲家として仕事をするようになったのです。
師匠にみとめられた楽曲を私は音楽理論の知識など
全くないまま、作っていました。
そして音楽理論は知らぬまま、作曲の仕事を
こなすようになりました。
その後、東京の専門学校 "MUSE音楽学院”作曲専攻 で教鞭をとるようになり、
その時点で、音楽理論を身につけました。
音楽理論を私は面白く感じて取り組んでいましたが、それは、実際のところ、
マイナスにもなりました。
音楽理論を知ってからつくった楽曲を聴いた師匠は私にこういったのです。
『お前、つまらなくなったな』
それから私は、本当に楽曲制作の基本となる
~独創性を壊さない~『音楽制作の基盤となる
心理的思考』に到達するまで、
多くの時間を費やすことになりました。
その時に役立ったのが、
シェーンベルク がかいた、名著
『作曲の基礎技法』
それといくつかのJazz理論書でした。
今、手にすることができるJazz理論書としては
マーク・レヴィンがかいた『The Jazz Theory Book』を私はお勧めします。
どちらも先人の作曲家やジャズ演奏家が
何をしたかを分析した本です。
どちらも大量の楽曲をもとに分析が書かれています。
その曲を知らなければ理解はむつかしいですし、
私にとっても大変な時間が必要でした。
そもそも、アカデミックな音楽教育を私は
全く受けていないので、
香港映画のお仕事をいただいたとき、管弦楽曲を書いたことのない私は、
映画『インディージョーンズ』のすべての音楽を
3日で完コピするという
強引さで切り抜けました。
そうすることで管弦楽曲の法則を自分なりに
読み取ったのです。
そしてありがたいことに、その映画音楽の仕事が
評価され、私はジブリ作品等で有名な
作曲家、久石譲氏から、
仕事を依頼されることになるのです。
Master of Musicでは、曲を書きたいと願う方ならば、誰もが理解できる
『曲をつくるときの考え方とアプローチ』という
私が再構成をかけた心理的思考に合わせた音楽理論を、適時に必要な部分を
かみ砕いてお伝えいたします。
それは貴方の独創性を壊すことにはなりません。
貴方の可能性は無限大であることを、決して
忘れないでください。
<具体的な音楽制作について考える>
音楽には、管弦楽、弦楽四重奏、などの単音楽器によるアンサンブルから
ピアノ、ドラム、ベースによるピアノトリオ、
エレキギター、ドラム、ベース、キーボード、
ボーカルによるロックバンド
そしてコンピューターによるElectronica, IDM, DownTempo, DrumnBass, など、
様々な音楽ジャンルがあります。
これらを一つの音楽理論を学んでつくれるようになるというのは無茶な考えです。
オルタナティブロック、シューゲイザー、
ポストロック、ハウス、R&B、DrumnBass, DownTempo, Ambient, ネオクラシカルなど、
それぞれの具体的かつ適切な制作方法は異なります。
Master of Musicでは、貴方の求める音楽ジャンルにあった制作方法を提供いたします。
いずれにも共通する音楽に対する考え方、
それは確かにあります。
それを明確にしたうえで、
個々の音楽世界の確立をサポートします。



