『私たちの想い』
Master of Musicは
動画講座を販売して利益を得る巷のオンライン学習プラットフォームとは
一線を引き、
オンライン・オフラインによる個別指導~私たちはこれを”コンサルティング”と
呼んでいます~を重視しています。
作曲は、音と戯れるように遊ぶようにして、生まれながらにして、躊躇なくできる人はできます。
しかし、もしあなたが作曲をしたいのに、どこから手をつけたらよいか、
悩んでいるのであれば、
それは、動画を見て独学でできるようになるものではないし、
音楽理論書と首っ引きになって学習したら作曲家になれる、そういうものでも
ありません。
“創作の種”は、間違いなく貴方の中にあります。
まずはそれを信じてください。
その発芽を促し、成長を早めたいのであれば、
あなたの音楽性と経験値を理解した、経験者からの適切なフィードバックが、
目的達成までの時間を短縮し、理解と成長を早めるのです。
まずは音楽理論を学ぼうと 考えがちですが、
バークレーなどの音楽理論ありきをうたっているスクールは要注意です。
それらのスクールは貴方の独創性をつぶしてしまう危険性があります。
1960年代後半から1970年代においてレジェンドと呼ばれる音楽家が
時代を超えて残る名曲を多数輩出しました。
彼らは音楽理論をもとに曲を作っていたのでしょうか?
答えはNoです。
音楽理論はそういう彼らの作品を分析した結果です。
同じ時代につくられ、歴史に残らなかった楽曲の方が、はるかに多いのも
また、事実です。
では、その違いは何でしょうか。
『どれだけ他者に受け入れられたか否か』
作曲という作業は自分が自由に作り出したものを、
『客観的にどう再構築するか』
という作業なのです。
このことについては
後期ロマン主義の作曲家であり、教育者である
アルノルト・シェーンベルクの名著、『作曲の基礎技法』から
学ぶことができます。
その教えに習って、Master of Musicの
コンピューターを使った作曲指導~コンサルティング~を
『音楽という積木を積み重ねる~DTM作曲法』
と名付けています。
私はかつて、早稲田大学に通う、社会科学系学部のいち学生でした。
あることをきっかけとして、レコーディングエンジニアになろうと決意し、
私は大学を辞めて、音楽制作会社のスタジオに丁稚奉公で飛び込みます。
そこは私が師匠と呼ぶ、作曲家で1970年代にARPシンセサイザーを
日本に持ち込んだ鬼才、神谷重徳の会社でした。
私は自宅にカセットテープの4トラックマルチレコーダーを持っていて、
好き勝手に録音をして遊んでいたのですが、
その録音作~曲ともいえないものでした~をたまたま聴いた神谷が
"お前作曲家になれるな"と一言。
作曲の才を認められて作曲家として仕事をするようになったのですが、
師匠にみとめられた楽曲を、私は音楽理論の知識など
全くないまま、作っていました。
そして音楽理論は知らぬまま、作曲の仕事をこなすようになりました。
その後、東京の専門学校 "MUSE音楽学院”作曲専攻 で教鞭をとるようになり、
その時点で、音楽理論を身につけました。
音楽理論を私は面白く感じて取り組んでいましたが、それは、実際のところ、
マイナスにもなりました。
音楽理論を知ってからつくった楽曲を聴いた師匠は私にこういったのです。
『お前、つまらなくなったな』
それから私は、本当に楽曲制作の基本となる『考え方』、独創性を壊さない
『音楽制作の基盤となる心理的思考』に到達するまで、
多くの時間を費やすことになりました。
その時に役立ったのが、
シェーンベルク がかいた、名著『作曲の基礎技法』
それといくつかのJazz理論書でした。
今、手にすることができるJazz理論書としては
マーク・レヴィンがかいた、『The Jazz Theory Book』を私はお勧めします。
どちらも先人の作曲家やジャズ演奏家が何をしたかを分析した本です。
どちらも大量の楽曲をもとに、分析が書かれた本ですので、
それらの曲を知らなければ理解はむつかしいですし、私にとっても
大変な時間が必要でした。
そもそも、アカデミックな音楽教育を私は全く受けていないので、
香港映画のお仕事をいただいたとき、管弦楽曲を書いたことのない私は、
映画『インディージョーンズ』のすべての音楽を3日で完コピするという
強引さで切り抜けました。
そうすることで管弦楽曲の法則を自分なりに読み取ったのです。
そしてありがたいことに、その映画音楽の仕事が評価され、私は
ジブリ作品等で有名な作曲家、久石譲氏から、
仕事を依頼されることになるのです。
Master of Musicでは、曲を書きたいと願う方ならば、誰もが理解できる
『誰もが理解できる曲をつくるときの考え方とアプローチとは?』という
私が再構成をかけた心理的思考に合わせた音楽理論を、適時に必要な部分を
かみ砕いてお伝えいたします。
それは貴方の独創性を壊すことにはなりません。
貴方の可能性は無限大であることを、決して忘れないでください。
<具体的な音楽制作について考える>
音楽には、管弦楽、弦楽四重奏、などの単音楽器によるアンサンブルから
ピアノ、ドラム、ベースによるピアノトリオ、エレキギター、ドラム、ベース、
キーボード、ボーカルによるロックバンド
そしてコンピューターによるElectronica, IDM, DownTempo, DrumnBass, など、
様々な音楽ジャンルがあります。
これらを一つの音楽理論を学んでつくれるようになるというのは
無茶な考えです。
オルタナティブロック、シューゲイザー、ポストロック、ハウス、R&B、DrumnBass, DownTempo, Ambient, ネオクラシカルなど、
それぞれに具体的かつ適切な制作方法は異なります。
Master of Musicでは、貴方の求める音楽ジャンルにあった制作方法を
提供いたします。
いずれにも共通する音楽に対する考え方、それは確かにあります。
それを明確にしたうえで、
個々の音楽世界の確立をサポートします。
