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名曲千夜一夜物語-737~"The Silence of Your Heart"-Paolo Fresu-2018

トランぺッターであり、歌手でもあった"Chet Baker"を題材にした

イタリアで開演された演劇「Tempo Di Chet」の為に作成された

楽曲のひとつです。


"Chet Baker"の生きざまは麻薬に翻弄された面があり、最後には

ホテルの窓から転落して亡くなっています。

その理由も原因もわかっていない。


大衆には興味を持たれていろいろと詮索がおきる状況ではあります。


しかし音楽家であれば演奏活動を重ねることでの心身への負担や、

悩みを共有することもできるので


同じ楽器奏者の"Paolo Fresu"が音楽監督をしたことで、

作品の深みが増したような気がします。


"Paolo Fresu"のアルバム"Tempo Di Chet"は

通して聴いてもとても良いアルバムです。



舞台『Tempo Di Chet』の舞台紹介です。



アリーナ・デル・ソーレ - レオ・デ・ベラルディーニ・ホール

2019年2月12日〜13日 レオ・ムスカート演出

オリジナル音楽 パオロ・フレスによる作曲・ライブ演奏

レオ・ムスカートとローラ・ペリーニの台本


子供の頃に父親が最初のトランペットをくれた時から、アムステルダムのホテルの窓から

飛び降り自殺する直前まで、

この偉大なトランペット奏者の生涯に起こった事実やエピソードを

過去と現在を行き来しながら蘇らせます。


「私たちはアーティストの人生を舞台に持ち込み、さまざまな時代の風味を

浮かび上がらせます。夢、不安、過剰の間で、

音楽の歴史で最も重要なページの一つを刻んだ

この偉大なトランペット奏者の姿を描きます」


と演出家は断言します。


「彼の生と死は今日でも謎に包まれていますが、彼の音楽は並外れて明晰で

 論理的、そして透明であり、おそらくジャズの歴史において

 最も合理的で構成的に完璧なものの一つでしょう」と

 トランぺッターで音楽監督を務めたフレスは振り返る。


「一見すると障害を抱えながらも複雑な人物であったチェットが、

 なぜこれほど論理的で緻密な形式的厳密さをもって音楽で自己表現できたのか、

 不思議に思うのです」。

 
 
 

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