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画家・黒田征太郎 ”自分自身ってなんなのか”

2025 8/27 kuro
2025 8/27 kuro

画家・黒田征太郎氏


『自分自身ってなんなのか』



それを追い求めて86年の軌跡が


10/12 NHK日曜美術館『一本の線 黒田征太郎』


放映されました。(NHK ONEアーカイブで観ることができます)


坂本龍一さんの長女・坂本 美雨さんのナビゲートで

番組は進んでいきます。



これは2025年9月20日(土)~11月9日(日)

北九州市立美術館で開催されていた個展のクロージング

の意味合いもあるようです。


『僕は線を引く。それは命との会話です』


と黒田さんは仰っておられます。


私には『私は音を重ねる。それは自分との会話です』

と重なり、強く伝わってきました。


人によっては『音を弾く。それは命との会話です』

でもあり、『石を削る。それは魂との逢瀬です』


であるかもしれません。


これは名前を世に残した芸術家や創作家だけのことではないと


私は思うのです。


それぞれが生まれてきた意味を自分と対峙して

感じる。


もしかしたら自分のことが分かることなど

死ぬまでないようにも思うし、

分かったとして、それに自分が従うとも、私には思えない。



黒田さんは


1991年8/30からNewYorkの倉庫を借りて、21日間外からカギをかけて

一歩も外に出ず、1ヶ月絵を描き続け自分との対話を行いました。


これが21日間後の倉庫の様子です。

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40点の絵とスケッチブック25冊、日記1冊が生まれました。


それから時を重ねて、前述した


『僕は線を引く。それは命との会話です』


と仰っている。


重ねて黒田さんは


『自分は未来しか見ない。過去のことは考えない』


と仰っています。


これもとても共感するところです。


だからこそ毎日を全力で生きるし、結局は

日々の積み重ねでしかない。


でもその積み重ねでご縁が生まれて

思わぬ人生が育っていく


だから 生きるのは面白い と思うのです。


 
 
 

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